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準中型免許をとりたいけど、準中型車の運転はむずかしい?簡単?

需要が高い中小型のトラックドライバーになるために、「準中型免許をとりたいけど、普通免許にくらべてむずかしいかも…」と思っていませんか?乗用車より大きいトラック、準中型車の運転はむずかしいのか?簡単なのか? この記事では、その疑問を少しでも解消すると同時に、おすすめのお安い教習をご紹介したいと思います。

準中免許の合格率(教習所と一発受験)

準中型免許をとりたいけど、実際の合格率はどうなのかな?と思っている方もいらっしゃるでしょう。普通免許の合格率との比較をザックリとみてみましょう。

準中型免許の受験者数と合格率

令和2年(2020年)の準中型免許の受験者数は119,110人、合格者は107,910人、合格率は90.6%でした。同様に、令和3年(2021年)は121,088人で合格者は103,871人、合格率は85.8%でした。

この合格率は、公安委員会が指定する「自動車教習所」に通って所定の教習を受けた場合のもので、80%以上の高い合格率となっています。

普通免許の受験者数と合格率

普通免許の合格率と比較してみましょう。

令和2年(2020年)の普通免許の受験者数は1,587,700人、合格者は1,169,249人、合格率は73.6%でした。同様に、令和3年(2021年)は1,660,306人で合格者は1,231,297人、合格率は74.2%でした。

この合格率は、公安委員会が指定する「自動車教習所」に通って所定の教習を受けた場合のもので、普通免許は70%以上ですが、準中型車よりは10%ほど低い合格率となっています。

準中型免許の合格率が高くなる理由は、準中型免許受験者の中に普通免許所持者が入っており、当然に普通免許受験者よりも合格率が高くなるものと思われます。

出典:警察庁

一発試験の合格率は10%程度!!?

中には一発試験を考えている方もいらっしゃるでしょう。

一発試験とは、自動車教習所に通わずに、運転試験場もしくは運転免許センターへ直接行って、学科と実技試験を受験することです。いきなり試験を受けるので、「飛び込み試験」ともいいます。

しかし、一発試験のハードルは高く、準中型免許の合格率は10%程度、普通免許合格率5%程度とされています。これも、準中型免許受験者の中には普通免許所持者が入っており、準中型免許の方が合格率は高くなっています。

FDSカリキュラム(一発試験対策)がおすすめです!

一発試験の合格率は低いのですが、自動車教習所に通うと教習料金は高いし、時間もかかってしまうため、一発試験を望む方もいらっしゃいます。

なぜかと言えば、運転の腕前が、最初から上手な人がいるからです。教習所で教習する場合は、一定の時間数の教習を受けなければならず、初めから運転が上手な人にとっては無駄になってしまいます。そこで、もし短時間の教習で合格することができれば、免許取得の費用が節約できることになります。

一発受験の合格率は10%程度しかありません。
一発受験の合格率が低い理由は、実技試験基準で安全確認などを実際の運転環境よりも厳しく求めるからです。

➡そこで、いわゆる「受験対策」が必要な部分があり、独学よりも「FDSカリキュラム」を受講することで合格率が高まるのです。

その意味では腕に覚えはなくても、きめ細かく指導が受けられるFDSのカリキュラムの方が合格率は高まると考えられます。

もし、一発試験で安く合格することができれば、就職への近道にもなるので、運転の腕に覚えのある人で手っ取り早く準中型免許をとりたい方は、教習所の教習料金よりお安いFDSのカリキュラムがおすすめです。

➡プラン料金やカリキュラムの概要など詳細はこちら。

準中型免許の試験は、意外とむずかしくない!

上記の準中型免許試験の合格率をみると85%以上あるので、結論から言うと、意外とむずかしくないと言えます。教習所講習を受ければ4人のうち3人は必ず合格していることになります。難しいのは「一発受験の試験基準」を理解することです。
そこで、教習所で実績のある指導員・技能検定員が教える「FDSカリキュラム」があれば、可能性は高まります!

2トントラック 保冷車 冷凍冷蔵車

準中型車は普通車に比べて車両が大きいことは確かです。

でも、運転に必要な技術「予測運転と車両感覚」の2点に関して、「予測運転」は普通車でも準中型車でも変わりはなく、「車両感覚」では確かに違いはあるのですが、準中型車は車両が四角く、角がはっきりしているため見て確認が出来やすいこともあり、車両感覚が思ったより掴みやすいのです。
ですから、普通免許を目指すのではなく、直接準中型免許獲得を目指すことも、それほど難しくはありません。

むしろ、一発受験に関しては「受験対策」をすることが肝要です。つまり試験基基準に合わせた「安全確認」などのテクニックを身につけることです。

では、準中型免許の試験内容はどうなっているのでしょうか?

準中型免許の試験内容は?

①適性検査

〇視力:両眼で0.8以上、片眼でそれぞれ0.5以上。(眼鏡・コンタクトレンズ使用可)
〇深視力:3回の平均誤差が2cm以下。
     ※深視力とは、遠近感や立体感を感じる動的な遠近感の判断能力のこと
〇色彩識別能力:信号に使用されている赤色、青色および黄色の識別ができること。
〇聴力:10メートルの距離で90ホンの警音器の音が聞こえること(補聴器使用可)
〇運動能力:自動車の運転におよぼす指・手足・腰などの身体機能に障害がないこと。

②技能試験(減点法で70%以上得点できれば合格)

③学科試験(90点以上得点できれば合格)

・交通法規を中心とした文章問題90問、危険予知に関するイラスト問題5問

※準中型免許の試験は、「深視力:3回の平均誤差が2cm以下」以外は普通免許とあまり変わらない内容です。

準中型車の運転は、意外とむずかしくない!

準中型免許で運転できるのはどんなクルマ?

準中型免許で運転できるクルマは、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、または最大積載量2トン以上4.5トン未満のクルマです。
街中で、宅配便、コンビニの配送車、引越し業者のクルマとして見かけることが多い2トン車などが、準中型免許で運転できるクルマです。

2トントラック 宅配トラック
平トラック 小型トラック

他にも、平ボディ小型トラック(通称:平トラック)、2ユニック車(小型クレーンを搭載した車)、高所作業車、ゴミ収集車(パッカー車)、キャンピングカーなどがあります。

キャンピングカー

こうやって画像で見ても、準中型車は、乗用車と比べるとだいぶ大きなクルマだと感じます。
ですから、「運転がむずかしいのでは?」と考えている人も多いでしょう。

でも、準中型車の運転は、意外とむずかしくないのです。

準中型車の運転は、意外とむずかしくないワケ

準中型車、いわゆるトラックは、乗用車と比べて明らかに違っている特徴があります。それは、「キャブオーバー」であることです。

上画像をみてわかるとおり、左の準中型車のトラックは、エンジンルームの上に運転席(キャブ)が載っていますね。これが「キャブオーバー」といわれるタイプで、このようになっているのは荷室や客室を広くとれるメリットがあるからです。

一方、乗用車の画像をみてみると、エンジンルームは運転席の前でボンネットの下にあります。

1.準中型車は、前方視界が広い

準中型車、トラックはこのキャブオーバーであるため、運転席が高い位置にあって、クルマの最前面にあります。そのため、普通車に比べて前方視界が見やすく広いです。

ですから、クルマ前方の車両感覚はつかみやすく、準中型車の運転は意外とむずかしくないのです。

乗用車の中でも近年人気のミニバンやSUVも、セダンタイプより運転席が少し高い位置にあるので視認性が良く、人気の理由の1つであるようです。

そのため、道路の停止線でピタリと止まる能力は、トラックなど準中型車が一番です。乗用車であるとボンネットが邪魔をして見えにくいですが、準中型車では見えやすいので停止線でピタリと止まれます。また、前方の見通しも良いので、行く先のクルマの流れなどをとらえやすく、ブレーキを踏む準備が前もってできるなど予測運転がしやすいです。

ただし、乗用車と違う死角があるので注意が必要です。運転席(キャブ)のクルマに近い前と左右の部分は見えにくく死角となっているので、小さい子供などが背の低い人や物が見えにくい死角です。そこで、ミラーによる確認が必要な部分もあります。

また、前方視界が良いために前車と車間をつめすぎることも、「あおり運転」とされるケースがあるので注意が必要です。

2.準中型のトラックは、意外と車両感覚がつかみやすい

一見すると、準中型車などトラックは乗用車より大きいので、運転がむずかしいと思っている人が多いかもしれません。でも、実際に運転してみると、意外と車両感覚がつかみやすくて、運転がむずかしくないのです。

それは、トラックの外観は四角い箱型となっているため、台形の車体だったり、角が丸みを帯びたりしている乗用車と比べると、前後、左右はだいたいここからここまでという大きさが掴みやすくなっています。
特に、車幅感覚は乗用車よりつかみやすいです。長さや高さについては、慣れが必要かもしれません。目視確認を心がけると、全体が四角いトラックは、車両感覚が掴みやすいと言えます。

3.準中型のトラックは、ミラーで後輪が見えるから脱輪しにくい

下画像を見てみると、準中型のトラックのサイドミラー(ドアミラー)が縦長に大きくなっているのがわかります。このミラーがあると、後輪の位置がしっかり見えます。乗用車のサイドミラーでは、後輪は見えていません。
教習所のクランクやS字カーブでは、このミラーで後輪が見えるので、乗用車よりも脱輪しにくいです。

実際に街中を走る準中型車などのトラックには、アンダーミラーやバックショットミラーなどの補助ミラーを装備したクルマがあり、車体周りを見やすくしています。これは、死角を出来るだけなくして交通事故防止に努めているからです。

準中型免許試験で不安なクランクを走行するコツ

準中型免許の教習や仮免試験などで、一番ドキドキして緊張するのがクランクとS字カーブと言われています。
「今日初めて乗って脱輪しちゃったんですけど、どんなコツがありますか?」
「明日、仮免試験ですが、ぜったい落ちたくないのでアドバイスください!」
「S字やクランクの時、クラッチ操作をどうしたら良いのですか?」
など、ネット上でも質問が飛び交っています。

準中型車でクランクを走行するコツは?

まず前述した通り、準中型車、トラックはキャブオーバーなので、運転席の下に前輪があることを意識するのがコツです。クランクを走行する時、前輪がどこを通ったら良いのかイメージするのです。乗用車を運転したことがある人なら、乗用車よりも前に出て曲がるイメージを持つと良いでしょう。

クランクの最初の曲がり角に近づいたらスピードを落とし、前輪が通る走行ラインと後輪が通る走行ラインを曲がり終わるまでイメージします。キャブオーバーのため、運転席が前輪の通る場所ですので、思いっきり前に出るイメージを持ちます。後輪はミラーで確認しながら進むとよいでしょう。

曲がる方向とは反対側にクルマを寄せるのがコツですが、曲がるときに壁にミラーが当たらないようにする、後輪が脱輪しないようなラインなどを意識します。

準中型免許にはAT限定免許はありませんので、MT車で教習することになります。AT限定普通免許をお持ちで準中型免許を受講される方は、AT限定解除からの受講となります。

クラッチは、クルマにもよるので半クラッチや断続クラッチで適宜コントロールしていきます。その時、普通乗用車のクラッチ操作に比べてやさしく感じるかと思います。
それは、クラッチの繋ぐポイントが普通乗用車に比べてトラックは幅があり、トラックのエンジンは乗用車のエンジンに比較して低回転トルクが強く、さらには、最終ギア比が普通乗用車よりトラックの方が大きくなっているため、エンストしにくいからです。

曲がるときは内輪差を意識することがコツですが、乗車するクルマの長さが変わると、この感覚も変化していきます。準中型車の多くは普通乗用車に比べてホイールベースが長いので、当たり前ですが、後輪が脱輪しない(縁石に当たらない)ようにハンドルをきってカーブを曲がります。乗用車と違ってサイドミラーで確認できるので安心です。

クランクの次のカーブでは、同じように曲がる方向とは逆にクルマを寄せていきます。そして、同じことに注意しながらカーブを曲がります。

以上のようなことが、準中型車でクランクを走行する時のコツです。
でも、内輪差が大きいので運転席の位置を思いっきり前に出すコツと、ミラーで確認することに慣れると意外とすんなりと運転できてしまうものです。それには低速での半クラッチ操作が普通乗用車に比較して易しいことが助けになります。

準中型免許をとりたい! 準中型車の運転はむずかしい?簡単?:まとめ

準中型車は、やはり普通車に比べて車体が大きいので、車両感覚を掴むのに慣れが必要です。クルマを運転するには、どのクルマでも「予測運転」と「車両感覚」が必要です。普通乗用車と比較して、「予測運転」については準中型車でも同様です。「車両感覚」については、準中型車はむしろつかみやすい面もあります。

この記事でご説明したように、準中型車の運転は、運転席が前にあり位置が高いこと、車体が箱型で角が四角いこと等から、ミラーで安全確認しやすいことを加味すると、普通車に比較して意外とむずかしくはありません。むずかしいMT車の半クラッチ操作についても、トラックはむしろラクであることなどを考えると、普通免許の取得を目指すよりも、初めから準中型免許を目指すほうがかなりコスパが良いはずです。

「できるだけ早く準中型免許をとりたいな!」と思っている方は、独学よりも、教習所で実績のある指導員・技能検定員が教えてくれて、受験対策がしっかり出来ているFDSカリキュラムを受けると合格率は上がるでしょう。

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