ペーパードライバーを卒業するための目標 6選
ペーパードライバーの方がペーパードライバーを卒業しようと試みるとき、はっきりとした目標を持つことが一番大切です。元ペーパードライバーの方たちに聞いてみると、やはり目標を持った方がペーパードライバーを卒業できていることが分かります。彼らが卒業するために持った目標とは、具体的にどんなことでしょうか。見ていきましょう。
でも、まず自信を持ってください。
「ペーパードライバー」と言えば、その昔運転免許を取得したのですから、運転できたことは間違いないのです。いまは忘れているだけで、必ず取り戻せることは間違いないのです。意思が強ければ、必ず運転できるようになりますよ!
目次
【目標①】「運転怖い…」を克服するには、運転技量を上げるしかない!
まず始めに、ペーパードライバーの方が運転しない理由をみてみましょう。
あるアンケートで
Q:ペーパードライバーが運転しない理由を教えてください。
と問いかけると、
「運転が怖いから」
「事故を起こしたくないから」
と回答した方が、男女合わせて相当数いるということが分かります。
以下のグラフのとおりです。
出典:~ペーパードライバーに関する実態調査~ ゴールド免許保有者のうち3人に1人がペーパードライバーの自覚あり(三井住友海上火災保険株式会社)
そこで次に、「運転が怖い」「事故を起こしそう」と感じてしまう理由を探ってみると、2017にJAF(日本自動車連盟)がペーパードライバーを対象に実施したアンケート調査でわかってくることがあります。
回答の中には、「事故を起こした(車をぶつけた含む)」が全体の2.4%、「運転中に(危険運転に遭遇し)怖い思いをした」という回答が4.6%ありました。
車を運転していれば、誰でも一度はヒヤリハット体験はしているものですが、そういった運転することへの恐怖心が増幅した場合、車を運転しないペーパードライバーとなってしまうことが想像できます。
ですが、そのような体験をしてしまう原因の1つには、「運転技量が十分でない」ことが考えられます。
そのせいで、免許を取得して直ぐに運転した時、小さな事故を経験することは可能性が高いのです。「運転に慣れていない」のは当然です。それでも2.4%ですんでいるとも言えます。
ですから、しっかりとした準備をして運転を始めていれば、更に可能性は低くなるはずです。それでも事故の可能性は0%にはなりません。そこで「どのような準備をしたら良いのか?」を考えてみるとよいでしょう。
運転経験が浅い人の「運転技量が十分でない」ことは、交通事故総合分析センターの統計データ(1995年・平成7年)、『事故の原因となった法令違反の特徴』からわかります。
上の一番左のグラフで【運転操作不適】のところを見てみると、運転をし始めてからの経過年数が低いドライバーほど運転操作不適が原因で交通事故を起こしていることが分かります。
また興味深いのが、【脇見運転】のところを見ると、やはり経過年数が低いドライバーほど脇見運転をしやすいということです。
運転操作不適とは、端的に言うと「自動車の操作ミス」です。
つまり、自動車の操作ミス、つまり運転技量が十分でないのに、脇見運転をしやすいので、結果的に交通事故に遭いやすく、ドライバー自身も怖い思いをするのではないかということが見えてきます。
ですから、「運転怖い!」を克服するには、自動車の操作ミスをなくすために運転技量を上げるしかない!ということになります。
そうです。
まずは、ペーパードライバー卒業の目標は、【運転技量を上げること】なのです。
また、なぜ「わき見運転が多い」のでしょうか?
運転が未熟で恐れているのですから集中していても良いはずなのですが、運転未熟である人の方がわき見運転してしまうのです。それは「運転するときに注意すべき点が良く分かっていない」ことが理由にあげられます。
運転に注意すると言うことは「何に配慮すれば事故に会わなくて済むのか?」分かってないことが考えられます。
つまり、「運転する」と言うことが「どの様なこと?」で「どの様な危険があるの?」か、良く理解できていないのです。
このことが分かれば「ペーパードライバー脱出のコツ」が見えてきます。実際に運転していなくても、シミュレーションするだけで「ペーパードライバー脱出」の努力が出来るのです。
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でも、元ペーパードライバーの方たちに聞いてみると、ただ運転技量を上げるためだけにペーパードライバーを卒業できたわけではないことが分かります。
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では実際に、元ペーパードライバーの方がペーパードライバーを卒業するために掲げた目標(きっかけ)を挙げてみましょう。
元ペーパードライバーの方に
Q:ペーパードライバーを卒業したきっかけを教えてください。
と問いかけた時、
以下のようなさまざまな回答がでています。
実際に、元ペーパードライバーの方たちがペーパードライバーを卒業したきっかけは、ライフスタイルにおいて変化があった時、つまりどうしても車の運転が必要になった時であるようです。
それが、はっきりとした動機、そして目標となり、ペーパードライバー卒業を成功させるのでしょう。
【目標②】マイカーがないと不便な地域での行動
上記の統計で、一番多かった回答が、
「車がないと不便な地域に引っ越したため」
です。
都会であればそんなことはないと思いますが、地方に引っ越したりすると、公共交通機関が充実していないため、マイカーがないとたいへん不便です。
例えば、電車やバスの便数が1時間に1本しかないなど極端に少なかったり、タクシーも走っていなかったりすると、出勤したり、買い物や病院に出掛けるのにも苦労してしまいます。
毎日出掛けるのであれば、その都度レンタカーやカーシェアリングを手配するのも面倒ですね。
そこで、マイカーがあって車を運転することができれば、いつでもどこかへ出掛けるのにも便利になります。
つまり、「マイカーがないと不便な地域で行動する」ことが、ペーパードライバーを卒業するための大きな目標となるのです。わざわざ引っ越しする必要もありませんが…(^-^)
【目標③】仕事
次に、回答で多かったペーパードライバーを卒業したきっかけ(目標)が、
「仕事で必要になったため」
です。
仕事で出勤するために車の運転が必要になったということもありそうですが、就職や転職で車の運転が必要になった、職場で転属になり車の運転が必要になったなどもあるようです。
私たちは現在、ネット通販の普及によって宅配便の恩恵を多大に受けていますが、半面、近年では宅配便やタクシーなど運送業において運転手の人材不足が問題となっています。
そんな中、車の運転が必要な部署に配属になったり、一念発起して宅配便のドライバーに転職する方もおられるようです。
つまり、「仕事」がペーパードライバーを卒業するための大きな目標となるのです。
【目標④】子供や親の送り迎え
ペーパードライバーを卒業したきっかけ(目標)で3番目に多い回答のが、
「子供や親の送り迎えの機会ができたため」
です。
特に、女性の割合が多くなっています。
子供が通学する時に学校や駅への送り迎え、子供が病気になり病院に送迎、年老いた親が免許返納したため病院へ送迎などなど、ライフスタイルが変化して日常的に家族の送迎が、どうしてもが必要となることがあります。
つまり、「子供や親の送り迎え」がペーパードライバーを卒業するための大きな目標となるのです。
これに加えて、グラフにも回答がある通り、
「子連れでの移動のため」
に、ペーパードライバーを卒業したということもあるようです。
小さな子供を連れて公共交通機関を利用するのがたいへんな場合があったり、雨の日など天候の悪い時には子供の分まで対応しなければならないため、車で移動した方が便利だからでしょう。
ここまでは、ライフスタイルの中でどうしても車の運転をせざるを得ない状況ができたため、おのずとペーパードライバー卒業の目標となっているのがわかりますね。
【目標⑤】友人とのドライブやデート
ペーパードライバー卒業を成功させた元ペーパードライバーの方には、もっと楽しい目標を持って卒業できた方もいるようです。
それが、
「友人とのドライブやデートの機会が増えたため」
という回答です。
ネット上でも「ペーパードライバー デート」というワードで検索してみると、彼氏彼女とドライブデートするためにいろいろと悩みながら運転の練習をしようとしている方たちがいることが想像できます。
大好きな友人や彼氏彼女と一緒に楽しみを共有したいと強く思うことが、ペーパードライバー卒業目標となります。
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ここで、余談です。
以下のグラフは、
ペーパードライバーの方に
Q:どのようなときに、ペーパードライバーで不便さや後悔を感じましたか?
と問いかけた時のさまざまな回答です。
最も多い回答が
・遠方に行きたい時
・たくさん買い物したい(した)時
ということですが、
元ペーパードライバーの方々がペーパードライバーを卒業したきっかけとは少し違うことが分かります。
日常生活において、例えば、自分が「遠方に行きたい」とか「たくさん買い物したい」と、ふと「車を運転出来たら良かったな~」と不便さや後悔を感じる時はありますよね。
でも、ちょっとした不便さや後悔では、ペーパードライバー卒業の直接の目標とはならないということが興味深いところです。
やはり、
「車がないと不便な地域に引っ越したため」
「仕事で必要になったため」
「子供や親の送り迎えの機会ができたため」
「友人とのドライブやデートの機会が増えたため」
など、車の運転をせざるを得ない状況になった時に、それがペーパードライバー卒業の目標となるようです。
また、自分のためというよりも、子供や親、友人や彼氏彼女、そして職場など自分以外の人たちのために頑張れるようです。
【目標⑥】苦手な運転技術をピンポイントで克服
その他にペーパードライバー卒業の目標となるのが、苦手な運転技術をピンポイントで克服するということです。
ペーパードライバーの方の中には、広い一般道を普通に走ることはまあまあ大丈夫だけど、
狭い道路のすれ違い、
駐車(車庫入れ)、
車線変更、
高速道路
などがどうも苦手で、運転すること自体を敬遠してしまいペーパードライバーとなってしまった方がいます。
たしかに、狭い道路のすれ違い、駐車(車庫入れ)、車線変更、高速道路は、それぞれに運転技術、運転のコツが必要ですし、注意すべきポイントがたくさんあります。
ですので、ここまでの運転技術を習得できていないと、日常的に運転することは難しくなります。
そこで、これらの苦手な運転技術をピンポイントで克服することが、ペーパードライバー卒業の目標となります。
運転免許証が塩漬けにならないうちに、早めに克服してしまいましょう。
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ペーパードライバーを卒業するための目標 6選:まとめ
ペーパードライバーを卒業するための目標を6つピックアップしてみましたが、いかがでしたか?
元ペーパードライバーがペーパードライバーを卒業したきっかけもはっきりした目標があったからこそだったので、現在ペーパードライバーである方も、ご自分のライフスタイルを検証してみてから、はっきりとした目標を再確認してみるのがペーパードライバー卒業への近道になると思います。
そして、ハッキリとした生活上の必要性がなくても「ペーパードライバー卒業の強い意志」を持ちたいと思い立ったら、「クルマの知識」を調べてみると「運転の仕方」がイメージできるようになります。
特に「クルマの構造」について、「どうして乗り心地の良いクルマっになるの?」「遠出しても疲れないクルマってどれ?」「駐車するのが易しいクルマを選ぶにはどんな数値を見ればよいのか?」など、身近な関心を調べていくのです。
その上で、ペーパードライバー出張講習を受講してみることも一考してみてください。
特に、上記のようなライフスタイルの変化があった時も、ある程度の時間を拘束されてしまう教習所よりも、柔軟な対応が可能なのがペーパードライバー出張教習ですのでおすすめです。
例えば、教習中にお子様や親御さんの送り迎えや、お買い物なども可能です。
ぜひ、ファーストドライビングスクールにお問い合わせください。
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